Google Sites勉強会に行ってきた

CACAnet FukuokaというところがGoogle Sites勉強会(http://higuchin.com/web2/form1/)を開いていたので行ってきた。


CACAnetさんは去年Railsの勉強会を二日市でやっていてお世話になった。
講師は、山崎先生(近畿大)、佐塚先生(久留米工業大)、田代さん(システムラボラトリー)

一番印象に残ったのはGoogleAppsを利用するためのドメインが年間1000円くらい($10)で簡単に取れて、すぐにDNSの設定まで自動でできてしまうところだった。
あと、Gmailのアカウントを独自ドメインで200個まで発行できるところ。

GoogleSitesはGoogleの提供しているアプリを利用したサイトが簡単にできるのだけど、URLはすぐにGoogle配下のドメインにリダイレクトしてしまうし、見た目のカスタマイズがあまりできないのでこれを使って商用サイトを構築、とかはちょっと無理そうだった。あくまでも組織内での情報共有向け、といった感じ。(講師の方たちもそんな感じのことを言っていた。)


勉強会のときに取ったメモをそのまま張っておく。

Google Sites勉強会

山崎先生
Mac book Air持参

シングルサインオン
	サービス連携に使える
シングルサインオンの実装モデル
	昔−SOAPなどでサーバ同士を通信させる
	今−HTTPリダイレクションでユーザに複数サービスにシームレスにログインさせる
		→OpenIDを利用

複数サービスが組み合わさったものを手軽に作りたい
→Google Apps/Sites ブラウザだけで本格的なWebアプリが作れる(らしい)

限界があるのでいきなり導入は危険。

佐塚先生
	Vista SP1に下が何も変わらない
	MSDNから入手したがインストールに1時間くらいかかった。

	Google Appsツールの紹介
		昨年話した話。
		いろいろツールが出てきた。Gmail、Calender、Maps、Docs、Reader、Page Creater
		そこまで高機能ではないけれど、簡単に共有ができるところに価値がある。
		MSのSharePointServerとかだと用意するものだたくさん必要。
		GoogleReaderはGearsと組み合わせてオフラインでも使える
		自分のドメインで公開できる
		youtubeはアクセス制限できる。
		Bloggerコメントスパムが少ない

	GoogleSitesはGoogleの道具を自分のドメインで公開できる。
		iGoogleGmailのヘッダ画像がCACAnetに。→これからはCACAnetのコンテンツは全部Googleに?

田代さん
	Google Sitesをつかうには

	まずAppsを使えるようにするべき
	Appsを使うには?
		ドメインをもっていること
		DNSの管理ができること
				(Google提携のドメインキーパーを使うと楽?年間$10とか)
	ユーザごと、ドメイン全体でアクセス管理

	Sitesを使うには?
	GoogleAppsのページを機能拡張版(英語)にする

	Sitesの特徴
		Appsを統合
		バージョン管理ツールも付いている

	SpreadSheetFormを使ってアンケートフォームとかもプログラムせずにできる

	Web Page普通のページ
	Dashboad ガジェットをいろいろ埋め込む
	Announcements ブログ
	File Cabinet ファイル置き場。共有場所。バージョン管理ができる。(今日はちゃんと動かなかった。)
	List 簡易データベース Excelから計算機能を取ったような感じ。カラムの型は後で変更可能。
						   カラムの型はテキスト、日付、選択、チェックボックス
	サイドバーにいろいろ埋め込める

	SpreadSheetForm(SpreadSheet単体でできる)を使ってアンケートフォームとかもプログラムせずにできる

	GoogleAppsの限界
		メーリングリスト機能がいまいち
			Subjectにカウントが付かない
			返信先がMLのアドレスじゃない
		Groupsとの統合に期待
		デザインがどうしてもGoogleっぽくなる
			公開して使うもの、というよりも社内などのコミュニケーションツールな感じ。

<独自ドメインからすぐにGoogleドメインにリダイレクトされてしまうのはなんかやだ。>

勉強会後の懇親会で、山崎先生がWebアプリに特化したスクリプト言語を作りたいなあと言っていた。
サーバサイドとクライアントサイドで統一された記述ができて、安全に通信ができるようなものが欲しいとのこと。
後になって、それってGoogle Web Toolkitに似ているかもなあと思った。クライアントサイドもJavaで書いたのをJavascriptに変換して実行するところとか。