漢字と日本人

こちら(http://pitecan.com/bib/Misc.html)で紹介されていたのでアマゾンで入手してよんでみた。読みやすい。日本語に漢字が取り込まれていったプロセスや、これまでの日本人と漢字のかかわり方、現在の日本語の抱える問題が良く分かった。
戦後の国語改革のくだりは面白い。
マツサカ・タダノリ 読めない漢字が多いからって普通漢字をうらんだりしないと思うんですけど。
志賀直哉 フランス語を日本の国語にしようって、わけわかんない。
結局漢字全廃を目指したマツサカらの活動によって当用漢字表が作られ、官庁の文書や教科書で使える漢字が制限されて今に至る。
パソコンで入力できない漢字が結構多い原因はもうこの時代に作られちゃってるのね。